ハリギリマイコガ

<チョウ目>マイコガ科  Epiroesa chromatorhoea Diakonoff & Arita

モ:寄主植物はハリギリ(ウコギ科)。

 関東地方では年2化。幼虫は5月頃現れ、葉裏にいて葉裏の表皮を食べる。6月に羽化。次世代は8月下旬に羽化。

 成虫を見たのはたった1度、ほんの一瞬で飛び立ってしまったが、当地はハリギリの幼木がたくさん生えているので、普通にいるはず、幼虫はどんなふうにしているのだろうとずっと思っていた。

 「小学館の図鑑NEOイモムシとケムシ」に(食痕は目立ち、簡単に見つかります)とあった。こんな食痕の葉は見たことがあるかも。そして確かに、見つかった。感謝。

 2019.05.02に1本目を見つけると、2日後の散策で大量に見つかった。ハリギリの幼木が数十本もある林の中、そう広くない範囲に食痕のある木が30本以上見られ、半分以上の葉裏にまだ幼虫がいた。写真⑧~⑬は同林内、幼木が群生している個所では大半に食痕が見られた。①~⑦は食痕を最初に見つけた木。食痕のある葉は5枚、すべてに幼虫がいた。この林内にも多くのハリギリ幼木があるが、他に食痕の見られる木は見つけられなかった。

幼虫 2019.5/3、5/10(青葉区、町田市)、7/13(緑区)、7/22(藤沢市)、8/2(町田市)確認

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