ツチバチ科:土中や腐朽材にいるコガネムシの幼虫に産卵する狩りバチ。当地でみられたのは5種。アカスジツチバチは少ないが、あとの3種は花によく見られ、キンケハラナガツチバチとヒメハラナガツチバチは多い。

ヒメハラナガツチバチ

<ハチ目>ツチバチ科 Campsomeris annulata

メモ:淡褐色の毛が密生するが、前種ほどではなく、前種は茶色、本種は白っぽく見える。腹部は♂は淡褐色帯紋と淡褐毛帯を有するが、♀は毛帯のみ。さらに♀の特徴として翅先端には濃色部分があり、♂では背中の淡褐色斑が特徴で、♀よりかなり細めで華奢な感じ。

 ♂⑤ー 墓地のソメイヨシノの切り株を中心に多くの♂が低く飛び交っていた。

アカスジツチバチ

<ハチ目>ツチバチ科 Scoria (Carinoscolia) fascinata

メモ♀はふつう額に橙黄色紋があり、第3腹背板に一対の橙色斑がある。♂は額の橙黄色紋がない個体が多く、第3腹背板に一対の橙色斑も小さいか、ない個体も多く分かりづらいが、♂♀とも体は強い光沢のある黒色で、腹部は青い光沢があり、翅は暗褐色に弱い金属光沢があるので、本種の♂と分かる。

キンケハラナガジツチバチ

<ハチ目>ツチバチ科 Campsomeris prismatica

メモ:頭部と胸部に茶褐色の毛が密生し、♀は特に長毛を密生し、毛だらけという印象で本種の♀と分かる。腹部は♂は黄褐色の帯紋と毛帯を有し、♀は毛帯のみある。♀はずんぐりと大柄で、♂は細身。

コモンツチバチ

<ハチ目>ツチバチ科 Scolia decorata ventralis

メモ:写真は初見。

キオビツチバチ

<ハチ目>ツチバチ科 Scolia oculata

メモ:第3腹背板に黄色の眼状紋があり、♂では帯状になることが多い。

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