イスノタマフシアブラムシ

<カメムシ目>アブラムシ科 ヒラタアブラムシ亜科  Monzenia globuli

メモ:メモ:寄主植物はイスノキ。虫えい(イスノキエダコタマフシ)を作る。

写真はイスノキに出来た本種による虫えい。

イスノオオムネアブラムシ

<カメムシ目>アブラムシ科 ヒラタアブラムシ亜科  Nipponaphis distychii

メモ:寄主植物はイスノキ、シロダモ。二次寄生のシロダモに移動すると言われるが、以下4箇所で見た本種は周辺にイスノキは見当たらず、周年シロダモで生活する個体群と思われる。1.では2012年から2015年にかけて周年シロダモの枝で観察できた。いずれも無翅型の成虫、幼虫。

1、町田市成瀬O シロダモ

 雌木と雄木が並んで生え、最初は雄木のひこばえにびっしりついているのを見かけた。やがてひこばえも葉が茂って見ずらくなり、観察は遠のいていたが、翌年隣の雌木を見ると、内側の枝がアブラムシの排泄物だらけで本種が死骸も含めびっしりついており、元はこちらで長く生活していたようだ。

2.青葉区O シロダモ(若木)

2013年は少しであったが、2014年7月にはアミメアリが来たせいか多くの枝に増えていた。

3.青葉区O シロダモ

2015年下枝の数本についているのを見つけた。ここも周辺にイスノキは見当たらない。その後伐採。

4、町田市成瀬O シロダモ

  1m余りの低木で、その後数回見たが、春、草刈と共に伐採されてしまった。

イスノフシアブラムシ

<カメムシ目>アブラムシ科ヒラタアブラムシ亜科  Nipponaphis distyliicola

メモ:寄主植物はイスノキ、アラカシ、シラカシなど。

 イスノキとカシ類を移動する個体群と周年カシ類で生活する個体群があるという。

 

1.下記はは植栽イスノキのそばのシラカシのひこばえにいた。この前後の時期に観察していないが、イスノキとシラカシを移動している個体群と思われる。本種が作る虫えいのイスノキエダナガタマフシをここでかつて見たことがある。

2.下記は低木のアラカシの枝で見かけ、周辺にイスノキは見当たらないので、周年このアラカシで生活する個体群である。2014年4月初めはナミテントウに捕食されたか少なくなっていったが、4/13にはクロクサアリが現れていて、本種も増えてきている模様。5/31はアミメアリが集まっている枝も数本あり、7月・9月と前年より数倍も多くの枝に生息域を拡大、クロクサアリは11月末まで働いていた。

 

 このアラカシは2016年12月末に跡形もなく伐採された。

ヤノイスアブラムシ

<カメムシ目>アブラムシ科 ヒラタアブラムシ亜科  Nipponaphis yanonis

メモ:メモ:寄主植物はイスノキ、コナラ、ミズナラ。秋に二次寄生のコナラから一次寄生のイスノキに戻り、虫えい(イスノキハタマフシ)を作る。

 有翅型幼虫①は近くに複数のイスノキが植栽されているので、秋には一次寄生のイスノキに戻ると思われるが、②~⑥は周辺にイスノキは見られない。④~⑥のコナラでは落葉が始まっていても有翅型幼虫が多数いた。

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